ダイヤルアップ ネットワークの設定(Windows NT 4.0)
文中では、ユーザIDが"test"、パスワードが"pass"として説明しております。
1) モデムのセットアップ
Windows NTに、Administratorsグループのメンバーとしてログオンします。「コントロール パネル」中の「モデム」アイコンをダブルクリックします。初めてモデムの設定を行う場合には、モデム ウィザードが起動します。
「次へ(N) >」をクリックし、メッセージに従って設定します。
※モデム設定ファイル(INFファイル)は、Windows 95用のものが利用できます。
モデムのセットアップが完了すると、『モデムは正常にセットアップされました』と表示されます。
「完了」ボタンをクリックして、モデム ウィザードを終了させます
2) リモート アクセス サービスのインストール
「マイ コンピュータ」中の「ダイヤルアップ ネットワーク」アイコンをダブルクリックします。リモート アクセス サービスをインストールしていない場合は、「ダイヤルアップネットワーク」アイコンをダブルクリックするとインストールが始まります。
「インストール(I)」ボタンをクリックして、インストールを開始します。
※Windows NT 4.0のCD-ROMを要求されますので、指示に従ってインストールを進めます。
「RAS デバイスの追加」ダイアログが表示されるので、以下のように設定します。
- ・「RAS 対応デバイス(D):」
- 使用するデバイスを選択
設定できましたら、「OK」ボタンをクリックします。
「リモート アクセス セットアップ」のダイアログが表示されます。デバイスを選択し、「ネットワーク(N)」ボタンをクリックします。表示された「ネットワークの構成」ダイアログを以下のように設定します。
- ・「NetBEUI(N)」
- チェックしません
- ・「TCP/IP(T)」
- チェックします
- ・「IPX(I)」
- チェックしません
設定しましたら「OK」ボタンをクリックしてゆき、設定を保存します。
『ダイヤルアップ ネットワークはコンピュータに正常にインストールされました』と表示されます。
「再起動する(R)」ボタンをクリックして、コンピュータを再起動します。
※モデムや接続ポートを変更する場合は、以下の手順となります。
- 「マイ コンピュータ」→「コントロール パネル」の「モデム」にて、モデムの追加等を行います。
- 「マイ コンピュータ」→「コントロール パネル」の「ネットワーク」をダブルクリックします。
- 表示された「ネットワーク」ダイアログの「サービス」タブより、「リモート アクセス サービス」を選択状態として、「プロパティ(P)」ボタンをクリックします。
- 表示された「リモートアクセスセットアップ」ダイアログにて、設定を変更します。
3) ダイヤルアップ ネットワークの設定
「マイ コンピュータ」、「ダイヤルアップ ネットワーク」アイコンをダブルクリックします。初めて設定する場合には、『電話帳は空です。』と表示されます。
「OK」ボタンをクリックします。
「新しい電話帳のエントリ ウィザード」ダイアログが表示されるので、以下のように設定します。
- ・「新しい電話帳エントリの名前を入力してください(E):」
- sainetと入力 (任意の名前で結構です)
- ・「電話帳エントリについてはよく知っているので、プロパティを直接編集したい(K):」
- チェックする
「完了」ボタンをクリックします。
表示された「電話帳のエントリの編集」ダイアログの「基本」タブをクリックし、以下のように設定します。
- ・「エントリ名(E):」
- sainetと入力(任意の名称を設定)
- ・「テレフォニーダイヤルのプロパティを使う(U)」
- チェックしません
- ・「国番号(O):」
- 選択しません
- ・「市外局番(R):」
- 入力しません
- ・「電話番号(N):」
- 彩ネットアクセスポイントの電話番号を市外局番から入力
- ・「ダイヤル方法(D):」
- 使用するデバイスを選択
- ・「ビジー状態のときは別のポートを使う(Sexit )」
- チェックしない
「電話帳のエントリの編集」ダイアログの「サーバー」タブを、以下のように設定します。
- ・「サーバーの種類(S):」
- 「PPP: Windows 95、Windows NT 3.5、インターネット」を選択
- 「ネットワーク プロトコル」の枠内
- ・「TCP/IP(T)」
- チェックする
- ・「IPX/SPX互換(I)」
- チェックしない
- ・「NetBEUI(N)」
- チェックしない
- ・「ソフトウェア圧縮をする(E)」
- チェックしない
- ・「PPP LCP 拡張を使う(L)」
- チェックしない
「ネットワーク プロトコル」枠内の「TCP/IPの設定(C)」ボタンをクリックし、表示された『PPP TCP/IP の設定』ダイアログを以下のように設定します。
- ・「サーバーが割り当てた IP アドレス(S)」を選択
- ・「ネーム サーバー アドレスを指定する(M)」を選択
- ・「プライマリDNS(D):」
- 210.236.40.11 と入力
- ・「セカンダリDNS(N):」
- 210.236.40.10 と入力
- ・「プライマリWINS(W):」
- 入力しない
- ・「セカンダリWINS(I):」
- 入力しない
- ・「IP ヘッダー圧縮を使う(C)」
- チェックする
- ・「リモート ネットワーク上のデフォルト ゲートウェイを使う(G)」
- チェックする
設定できましたら、「OK」ボタンをクリックします。
「電話帳のエントリの編集」ダイアログの「スクリプト」タブを、以下のように設定します。
- ・「ダイヤル (ログイン) 後」
- 「なし(N)」を選択
「電話帳のエントリの編集」ダイアログの「セキュリティ」タブを、以下のように設定します。
- ・「認証と暗号化の原則」
- 「クリア テキストを含む任意の認証を受け付ける(A)」を選択
「電話帳のエントリの編集」ダイアログの「X.25」タブを、以下のように設定します。
- ・「ネットワーク(N):」
- 「(なし)」を選択
- ※他の項目は、何も設定しません。
設定できましたら、「OK」ボタンをクリックします。
※エントリの設定内容を編集する場合は、以下の手順となります。
- 「マイ コンピュータ」の「ダイヤルアップ ネットワーク」をダブルクリックして、表示されたダイアログより編集したい電話帳エントリを選択します。
- 「その他(M)」ボタンをクリックして、表示されたメニューより「エントリとモデムのプロパティの編集(M)」を選択します。
4) 接続方法
「マイ コンピュータ」、「ダイヤルアップ ネットワーク」アイコンをダブルクリックします。「ダイヤルアップ ネットワーク」ウィンドウが表示されます。
「ダイヤル(D)」ボタンをクリックします。
表示された「sainet への接続」ダイアログを、以下のように設定します。
- ・「ユーザー名(U):」
- [ユーザID]を入力 例)test
- ・「パスワード(P):」
- [パスワード]を入力
- ・「ドメイン(D):」
- 空欄にする
設定できましたら、「OK」ボタンをクリックします。
タスクバー左側の電話のアイコンが黄色になっていれば、接続成功です。
5) 接続の終了方法
タスクバー左側の電話のアイコンを右クリックします。表示されたメニューで、「切断(U)」より「sainet」を選択します。『sainet から切断しますか?』と表示されます。
「はい(Y)」ボタンをクリックすると切断します。